iPhoneにしてから、もう5年くらいだろか。暇ができると癖の様にさわる。ホーム画面を意味もなくスルスルして、また、スリープさせる。
歩いていて、床屋のソファで順番待ちしているおっさん達がふと目に入る。みな、
iPhoneをもっていないのか、何処か遠くを見ながらボーッとしている。
iPhoneがなかったときの生活を思い出してみる。自分もあんな風に隙間の時間はボーッとしてたんだっけ、と考えを巡らせてみるけど、思い出せない。
たぶん考え事でもしてたんじゃないかなと思ったりもするけど、そうすると、なんつーか、自分と向き合う時間が減っているんだろうかとも思うけど、もう
iPhoneがなかったときの自分が思い出せないので、結局わからないなと思いつつまた
iPhoneを触っている。