Flock of Goats 2

主に海外ドラマの記録

157 - Life is Strange E05 / ライフ・イズ・ストレンジ エピソード5(フィナーレ)

 終わった。まあゲームの結末としてはこんなもんだよねという印象。

 

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これまでの顛末は前半に大方結果がでる。後半はまあ後片付けというか、抽象的なmaxの悪夢を探索しつつ最後の大きなChoice に向かってくという感じだろうか。

このゲームは、蝶と嵐、というモチーフを選んでいる事からわかるように、バタフライ効果をテーマにしているように思う。結局マックスがなぜ時間軸を操れるようになったのかはわからなかったが、最初のパーソナルな一つの選択が、また選択を生み、徐々に巨大な歪みになって向かってくる。もちろん最後のChoiceにもよるが、嵐を起こさないという選択によって親友クロエと体験した1週間が儚く消えていくというか、過ぎ去ってしまう所が切なく、青春そのものだなあと思ったりもした。

でこのゲームはなんだったのかというと、「時間軸をいったりきたりして選択をやり直しても、時間の上のレイヤーには運命があり、幸せや不幸の総量はあらかじめ決まってるんだ」という事だったのかなと。じゃあ俺が熟考を重ねて選択したマックスに費やした時間はなんだったのかというとw まあ、運命ってもんを感じる事ができるゲームだったという事で。

 

決まっている訳ではないけど、シーズン2があるならキャストも総入れ替えで、みたいな話があるようだ。

www.polygon.com

 

この形式は TVドラマのアメリカンホラーストーリーやトゥルーディテクティブなど、最近一つの潮流になりそうな感じはある。

タイムリープは置いといて、Life is Strange というテーマでやるなら、それなりに許容範囲もありそうだしダレなくてよいのかもと思ったりするけれど、まあそれは今後。

あとそういば日本語版がでるようだ。マックスみたいなどちらかといえば地味な子設定のキャラがFuckを連発するのは、なんというかそーいうもんなのかなあと思ったりしたが、クロエのhella、step-douche、決め台詞的に使われるマックスの特徴的なwowser 、score!(一回だけだったかも。へー、と思った記憶が。)どう訳されるのかしらね。

 

156 - THE WALKING DEAD S05 / ウォーキング・デッド シーズン5

見終わった。

全体的な飢餓状態が迫ってくる中で、労働や、暴力(食人)、文明などいろいろな価値観を持った集団がでてくるが、リック達との衝突を丁寧に時間をかけて描いているところがこのドラマの偉大なところだと思う。
シーズン終盤での、壁に囲まれて一見とても平和にみえるコミュニティでの衝突で、リックの「今のこの世界は文明とかそういうことじゃねーんだ。ボーッとしてたら奪われる。ここは運が良かっただけだ」という主張も、見ている自分には一見どちらが正しいのかわからない。リック達がおかしくなっている可能性も十分にあるし、わりと終盤はそういった視聴者のいままでのリック側の視点を揺さぶる演出である。

しかしリックの人の狂気を宿した目の演技はすごいね。

155 - NARCOS S01 / ナルコス シーズン1

 

見終わった。面白い!

 
事実を基にしたフィクション。コロンビアの麻薬組織のおっさんたちとその首謀者パプロ・エスコバル、コロンビア政府、軍、そして主人公2人の所属するDEAの話。ほぼスペイン語。
 
主人公の片割れペーニャは、ゲームオブスローンズにでてた、頭を潰されて無惨に死んだオベリン・マーテル役の人であり、とてもかっこいい。
 
物語はシーズン中盤くらいまで、淡々ともう1人の主人公マーフィのモノローグを交え、時に実際の映像や写真を入れながらテンポよく状況説明していく。なんだこれ、ドキュメンタリーか?と思いつつ見てるといつの間にかはまってた。いつの間にかはまってく、この辺の感じはハウスオブカードともにてるね。
 
しかしコロンビアって汚職とかでほんとめちゃくちゃだったんだな。名ばかりの刑務所とか思わず笑ってしまった。そういえばトム・クルーズの次回作は偶然なのかなんなのか、このドラマにもでてくる、密輸業者バリー・シールの役のようだ。ナルコスでは登場して早々に撃ち殺されて死んでしまったけどw
 
 

154 - Better Call Saul S01 / ベター コール ソウル シーズン1

見終わった。ブレイキングバッドのスピンオフ。

なんというか、弁護士ドラマやクライムサスペンス、コメディをベースにした、おじさんの自分探しドラマといったところ。(べつにばかにしてるわけではない)

元所属事務所の所長との確執の顛末は見ててスカッとするが、劇中通して兄の病気が重くのしかかる。弁護士として成功したいと願うも、自分のプライドや、意外にある正義感が邪魔をして、要領よく、器用に物事を進められない。描かれるのは、地道に頑張りもがく、あくる日のジミー(ソール)と、息子の死の謎を探り復讐に燃えるマイク。

そうそう、おじさんになっても自分さがしはあるのだよな。(適当)
ちょっと感想がまとまらないので、あとでまた追記するかもしれない。面白いんだけど、なんか摑みどころがないというか、これから割とどういう風にも展開できるようしているのか、全体像はフワッとしている印象がある。

153 - Life is Strange は サントラも素晴らしい

だれかがYouTubeにプレイリストを作ってくれてた。


どの曲にも Life is Strange brought me here. みたいなコメントが付いている。

152 - Life is Strange E03 / ライフ・イズ・ストレンジ

エピソード3終わり。面白いわあ。エピソード4もDL済みなのだ。グワハハハ。

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 以下時系列は前後してるかも。

クロエと手ががりを探しにプリンシパルの部屋へ忍び込み、ついでにプールへ入る。このゲームはテクスチャは手描き風でアニメ調ではあるが、ライティングはリッチで、ここのシーンは力が入っていてとても美しい

 麻薬ディーラー、フランクのバンにも忍び込む。レイチェルとフランクはどうやら親しい仲だったようだ。親友だと思っていたクロエはフランクとの仲を知らされずにいたことに憤慨する。

フランクの犬は轢き殺されてしまった。(と思ったら生きてたみたいだけど。)このワンちゃんを道路に逃がすか、駐車場に逃がすかで、道路に逃がした人ははなんと9%。ワンちゃんには罪はないが、念の為と思ってやってしまったわ。

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怪しいクロエの義父の ガレージを漁る。のちに帰ってきた義父と口論に。(クロエの義父の言い方が毎回バリエーションに富んでておもろい。)証拠を元にクロエの家から追い出すことも出来る。というか追い出した。

クロエは実父への思いを吐露する。なんで死んでしまったんだ、生きていれば、、、。

マックスはクロエとの昔の写真を眺めていると、なんとその写真をとった13歳の時間にタイムスリップしてしまう。それはクロエの実の父が死ぬ日で、車の事故で亡くなる直前だ。奥さんから迎えに来てくれと電話が来て、父は車の鍵を探す。マックスは鍵を隠して、バスでいけば?と説得し事故を防ぐ。現代にもどると、マックスはなぜか高校のイケてるグルーブの一員になってて、クロエの姿もみえない。

急いでクロエの家に向かうと実父が笑顔で出迎えてくれる。ああ、よかった、義父はいなくなったと思いつつエンディングを迎えるのだけれど、ラストはとてもショッキングな感じて終わる。

E03は探索とパズル要素多目だろか。すっかりこのゲームのノスタルジックでエモい世界に引き込まれ、もっと浸っていたいと思ってしまう。思い返せば、子供が2人いるこれを書いているおじさんも、中学とか高校時代は楽しい事もたくさんあったけど頭の中がぐちゃぐちゃになっている事も同じくらあった。というかぐちゃぐちゃになってるのもわからないのだ。前のエントリと同じ〆になっちゃうけど携帯、インターネット、ソーシャルメディアのある学校生活の複雑さは想像しきれない。それらが支えになったり解決してくれることも多いんだろうとおもうけどね。大人は本当にいい。なんつったってほとんど試験が無いんだから。

151 - Life is Strange E02 / ライフ・イズ・ストレンジ

PS4でやっている。面白い。

 

あんまり詳しくないんで間違ってるかもだけど、これまでのアドベンチャーゲームの手法と、よく練られたTVドラマの脚本の手法をあわせてエピソード配信をして最近少しずつ人気が出てきているジャンル。エピソード配信も始めて成功したのは Telltale Games のThe Walkin Dead が有名。ちなみに Telltale は Game of Thrones のゲームも作っている。

 

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  • 主人公はなぜか時間を巻き戻す力を身につけてしまったマックスという女の子。
  • なにをするゲームなのかといえば、ほとんどは自分がマックスになって会話の選択肢を選んだり、探索したりする事なのだが、特徴的なのは、だいたいの場合において時間を巻き戻せるので、やり直しが聞く。
  • しかしまあどの選択が正解というのはなくて(おそらく)、マックスはいろんな人に囲まれて暮らしているので、人間関係やその場の状況を考慮しつつ、会話をやり直しながら、現時点での自分の納得のいく選択肢を選ぶ事ができる。
  • と、思っていたが自由に巻き戻せるのもE02までなのかもしれない。Rewindを乱用し過ぎ?で鼻血がでて体調に支障をきたしている。
  • このタイムスリップ & 鼻血ってのは元ネタはなんかあるんだろうか?LOST?ちょっとした体の異変を伝えるのに鼻血ってのは便利なのかもしれない。
  • 話の内容はというと、わかりやすくいえばアメリカン青春学園もので、映画「明日、君がいない」にすこし近いかなぁ。あれはオーストラリアだけれども。王道といえば王道で、マックスの周りの人たちはなにかしら問題を抱えている人が多い。
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  • E02のラストでは、最近少し様子のおかしかった友達ケイトが自殺を計る。マックスはケイトの自殺を説得してやめさせるとても難しい局面をRewindなしで進めなければならない。
  • 結論からいえば俺はケイトの自殺を止められなかった。というかこれ止められるのかよ。最後に表示されるStatusでわかった。60%の人が止められているようだ。
  • ケイトの様子がおかしいのは気に留めていたつもりだった。おじさんにはわからないが、携帯カメラ、インターネット、ソーシャルメディアのある学校生活ははっきりいって大変そうだ。